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2012年08月19日 category : 野球肩の詳しい話 タグ:

野球肩の検査方法

野球肩の検査には様々なものがあります。基本的には関節可動域検査(関節の動きの具合を見る)などの徒手検査や、レントゲン・MRIなどの画像検査を組み合わせて診断されます。 ①問診・触診 ②徒手検査 ③画像検査

①問診・触診

どこが痛むか、いつから痛むかなど病歴を丁寧に問診します。そして肩を触診し、圧痛点(押して特に痛むところ)なども考慮して痛む部位を特定します。肩の痛む部位によってある程度病態を推測できる場合もあります。また左右の肩の高さの位置、肩甲骨の位置と角度なども重要な情報となります。 ※すべての医療機関でこのように問診・触診する訳ではありませんので、ご注意ください。

②徒手検査

A.関節可動域検査 B.インナーマッスル(回旋筋腱板)の検査

A.関節可動域検査

肩関節の動きをチェックします。肩は三次元に大きく動きます(それぞれ屈曲⇔伸展、外転⇔内転、外旋⇔内旋、水平外転⇔水平内転と動きます)ので、いろいろな角度や方向でどれだけ可動域があるか、左右差はどうか、痛みはあるかなどをチェックします。
特に重要な動きは、90度外転した状態で外旋させた(肘を90度曲げて肘を肩の高さまに挙げます、その状態で腕を外側に捻る)時と水平内転(腕を伸ばし肩の高さに挙げた状態から胸につけるよう内側に倒す)時の状態を確認することです。肩の硬さは個人差があるので必ず左右差をチェックします。
ご自分でチェックする場合は、”腕を背中にまわしてどれだけ上方向にいくか”や”腕を真横から挙げて耳にぴったりとつくか”、”両腕を背中側で組めるか”などをチェックしてみて下さい。痛みが強かったり左右差が強い場合は入念なストレッチが必要です。近所の病院にかかっても、レントゲン検査のみで、こういった関節可動域検査をしているところは非常にすくないと思いますので、ぜひご自身で行ってください。詳しくは当院オリジナルリハビリメニューに記載しております。

B.インナーマッスル(回旋筋腱板)の検査

インナーマッスルは直接皮膚の上からは触診できないので、特定の動きに抵抗をかけてインナーマッスルの状態を間接的に検査します。いずれもインナーが働くように、患者さん自身が力を入れて、それに対して術者が抵抗を加え、力のはいり具合や痛みをチェックし、インナーバランスを検査します。
≪棘上筋≫ 腕をズボンの袖に沿って下ろした状態から斜め前方に挙げる動きに抵抗をかけます。このとき親指を下に向けた状態で行うことが重要です。
≪棘下筋・小円筋≫ この2つの筋肉は支配している神経が違うだけで、ほぼ同じ働きをします。この筋肉を検査するには肘を90度に曲げて肘を体につけたまま手を外側に動かします(外旋動作)。これに対して抵抗をかけて力の入り具合をチェックします。
≪肩甲下筋≫ 棘下筋・小円筋の外旋動作のて反対で、内旋動作を行います。肘を90度に曲げて肘を体につけて脇をしめたまま手を内側に動かします。この動作に対して抵抗をかけてチェックします。

③画像検査

A)レントゲン検査 B)MRI検査 C)肩関節造影

A)レントゲン検査

整形外科に行った場合まず100パーセント受けるのがこのレントゲン検査です。レントゲン検査は骨の状態が確認できます。正面や側面など複数の角度から撮ることが一般的です。おもに骨しか映らないので、骨以外の軟骨や腱や靱帯、筋肉などの状態は残念ながらレントゲンでは確認できないことがほとんどです。ですから『骨(レントゲン)に異常はありません、安静にして下さい』と医師に言われて帰されてしまうことが多いようです。野球肩では骨ではなく、ほとんどが軟骨や腱、筋肉などに異常が現れるケースですのでレントゲンだけで判断して、安静にしていてくださいというのは、正確な原因が分からず患者さんにとっては大きな不安です。
MRI検査ですとより詳しく検査ができますが、大きな病院にしか検査機器がなく、中々手軽に検査できません。そういった場合、問診・触診や徒手検査などの情報が重要になっていくのです。
≪レントゲンで診断できる野球肩≫・・リトルリーグ肩、ベネット病変 レントゲンで分かる野球肩には、リトルリーグ肩(上腕骨近位骨端線離開)があります。これは少年期におこる成長軟骨に疲労骨折の一種です。レントゲン検査が有用なので、少年野球で肩の痛みが引かないお子さんは一度は病院に行きましょう。

B)MRI検査

MRI(核磁気共鳴法)は腱や軟骨の状態が分かりますので、腱板や関節軟骨の損傷具合がわかり痛みの原因がはっきりすることが多いでしょう。ただ、大がかりな検査装置のため個人病院にあまりはなく、大きな病院などに紹介状をかいてもらい検査を受けなくてはなりません。また検査費用も撮影枚数などにもよりますが割と高額になります。
≪MRIで診断できる野球肩≫ ・腱板損傷・腱板炎 ・腱板断裂 ・肩峰下滑液包炎 SLAP損傷(上方関節唇損傷)などMRIでもはっきり分からない病態(最終的に関節鏡手術時にわかるもの)もあります。

C)関節造影

関節の中に造影剤を注入してレントゲン検査やMRI検査などを行い、より関節内を詳しく検査することができます。これは腱板の損傷や靱帯など関節の内部を詳しく検査することができます。

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