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2012年08月19日 category : 野球肘の詳しい話 タグ: ,

野球肘の治療方法

野球肘の治療は病院の場合、保存療法で行う場合がほとんどです。保存療法とは手術を選択しないで保存的に治療を行うことですが、野球肘の場合は下記のようなことが行われます。
①安静(投球中止)・・肘を休ませる ②投薬・・シップを処方される ③物理療法・・温めたり・冷やしたり、電気をかけたりして血液循環の改善をはかる ④運動療法・・必要な筋力をつける。柔軟性を高める ⑤装具・・靱帯損傷の場合など ⑥手術・・骨や軟骨の損傷がひどく障害の程度がひどい場合には手術が選択されます。

原因疾患により治療方針は異なる!!

原因疾患により治療方法は異なります。
①筋肉や腱によるもの ②骨や軟骨に損傷があるもの ③靱帯に損傷があるもの ④神経に障害があるもの

①筋肉や腱に原因があるもの→上腕骨内側上顆炎、上腕三頭筋腱炎など

野球肘の中で筋肉や腱に原因があるものとしては、上腕骨内側上顆炎や上腕三頭筋腱炎などがあります。これは筋肉の疲労蓄積、筋肉の硬結により機能低下した状態のまま投げ続けて腱に炎症が起きた状態です。
治療方法としては疲労蓄積や硬結(※)により機能低下した筋肉をもとの状態に戻すことことです。疲労蓄積や硬結した状態には物理療法(低周波や干渉波)やマッサージなどが有効です。ある程度戻ってきたら、強化トレーニングによって強化します。上腕骨内側上顆炎には前腕屈筋群の強化であり、上腕三頭筋腱炎には上腕三頭筋の強化です。
それと同時に腱の炎症が起きている部分にはアイシングを施して回復を早めます。回復してきたらストレッチを多く取り入れて腱をじっくりと伸ばしてあげましょう。筋肉や腱に原因がある疾患は適切なリハビリを行えば比較的早期に回復しますので、積極的にリハビリを行いましょう。
※硬結・・・柔らかい組織が病的に硬くなった状態。炎症や鬱血(うっけつ)が長期に及んで結合組織が増殖し、硬化すること。

②骨や軟骨に損傷があるもの→離断性骨軟骨炎、関節ネズミ、リトルリーグ肘

骨や軟骨に損傷がある疾患としては離断性骨軟骨炎、関節ネズミ、リトルリーグ肘があります。こういった骨や軟骨に損傷がある疾患は初期の場合では自然治癒が見込めるので、手術を選択せずに安静・投薬・物理療法で治療します。少年期特有に発生するリトルリーグ肘ではほとんど保存療法で治療し、手術を行うことはほとんどありません。
離断性骨軟骨炎では肘の外側で骨どうしが圧迫・圧縮されてぶつかり合い、軟骨や骨が剥がれます。初期の段階では自然に回復します。また病態が進行した場合でも自然治癒する場合もありますが、長期間かかるため病態によっては早期の復帰を目指して手術を選択するケースもあります。手術にはオーソドックスな損傷部位を削り取る方法から、軟骨を移植する方法などもあり主治医とよく相談の上選択しましょう。

③靱帯に損傷があるもの→肘内側側副靭帯損傷、肘外側側副靭帯損傷

靱帯の損傷によるものとしては、肘内側側副靭帯損傷、肘外側側副靭帯損傷があります。特に野球で多いのは肘内側側副靭帯損傷です。損傷が起きた場合にはまず固定が必要ですが、損傷程度によってその後の治療方針が異なります。靱帯が完全に断裂した場合には靭帯再建手術が行われます。それ以外の場合は固定した後、肘周りの筋力強化と関節の柔軟性を高めるストレッチを行います。そして最終的な復帰には肘の損傷部位に負担がかからないフォームの指導が必要です。

④神経に障害があるもの→肘部管症候群

神経に障害があるものとして、尺骨神経の障害である肘部管症候群があります。神経を障害する要因を除去するために、安静・投薬・物理療法を行います。そして尺骨神経が投球(スローイング)により圧迫を受けるので、投球フォームの改善が必要なケースがあります。リハビリメニューに記載してある投球フォームのチェックポイントを参考にしてみてください。特にピッチャー(投手)では変化球を無理に腕をひねって投げようとすると尺骨神経が障害を受けやすいので注意が必要です。

病院での物理療法

病院での治療方法としては、ほとんどが保存療法と物理療法です。関節の軟骨や靱帯に損傷がある場合など重症のケースは手術が選択される場合もありますが、干渉波や低周波、マイクロ波や赤外線、ホットパックなどの物理療法といわれるものがメインとなります。また運動療法をとりいれている所もあります。
物理療法 ○低周波治療 ・・・低周波の電流を流して筋肉を収縮させて血液循環を促進させ、痛みを軽減させます。 ○干渉波治療 ・・・異なる周波数の電流を流して干渉させ痛みを軽減させます。低周波より深い部位を刺激できるとされています。 ○超音波治療 ・・・微細な振動を与えて、温熱効果(筋肉の緊張改善)と振動効果(組織の活性化)を与えます。 ○マイクロ波 ・・・温熱効果が期待できます。 その他・・・SSP、ホットパック、パラフィン浴、レーザー治療、アイスパックなど
いずれの物理療法も、電気刺激や温冷刺激を与えて筋肉の緊張緩和と血液循環改善をはかるのが目的です。

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