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野球コラム『肩が強い』の定義について野球肘・野球肩リハビリのTOWAコンディショニングセンター

2012年11月14日 category : リハビリトレーニング タグ:

『肩が強い』の定義について (石井旭)

野球でいう「肩が強い」とは何だろう?まず「肩が強い」と聞くとボールを遠くに投げる事であると野球経験者は思うと思います。自分もそう思っていました。確かにそのとおりです。しかし、少し考えてみてください。野球というスポーツは、ポジションごとで投げる距離がほぼ決まっています。投手だったら約18m、捕手ならホームからセカンドまで、外野でしたら50~60mです。より遠くに投げることができるということはより強い送球が近くだとできると思います。

少し見方を変えてみましょう。メジャーリーグとプロ野球ですと、内野手ですとより肩の強さの違いが顕著に出てくると思います。メジャーリーグはどこから投げても日本人が真似できない送球ができます。では、日本人は肩が弱いのか?実はそうとは限りません。外野手ですとまた変わってくるからです。イチロー選手は日本人ですが、「肩が強い外野手」として知られています。なぜ肩の強さがポジションによって変わってくるのでしょうか?それは各ポジションでの投げ方によって変わるのだと思います。内野手は状況によって様々な投げ方をします。上から、横から、下から、ステップ無し、回りながらなど、全然違う投げ方をします。日本人との体格の違いは確かにあります。日本人が野球を始めると、まず上からの投げ方を教えられます。そして、それが基本の投げ方になります。ボールを捕って、ステップをして、上から投げるこれが一連の動作になります。

アメリカ、プエルトリコ、キューバ、ベネズエラなど多くのメジャーリーグ選手を生む国では、小さい時からどこからでも投げます。それはある動作を教えるのではなく、捕った体勢からより効率の良い投げ方をします。まだ子供で体ができてないので、間にステップ入れたりしますが、小さい時からこのような投げ方をしているので強靭な体ができてからはどこからでも強いボールが投げられるのです。ただ外野手になりますとまた変わってきます。外野手がホームに投げる際は、一番強いボールが投げられる上から投げることがほとんどになるからです。

そうなりますと日本人の長所がよく出てきます。高く投げて届かせるより、低くワンバウンドで投げるようにしている日本人のほうがボールの軌道が安定して、より正確に投げることができ、それによって走者がアウトになります。そして、アウトになる回数が増えることによって「肩が強い外野手」と認識されるのです。もちろん筋力の強さなども関わってきますが、ある一定の距離をどれだけ速く、効率よく、安定させて投げてアウトにすることができるか?それが「肩の強さ」ではないかと思っています。

肩を強くするには?

一番初めに思いつくのはやはり遠投だと思います。確かに遠くに投げる力がボールを強く投げることに繋がっているからだと思います。もちろん体の筋力をつけることも大事だと思いますが、投げるという行為はまず全身を使って腕や体をしなやかに投げる事が大事だと思うからです。遠投はいいと思いますが、肩が弱い選手が遠投しても届かせようとボールを高く投げると思います。しかし、ボールを高く投げることは野球の中ではそんなにありません。自分の守備位置につきおおよそ考えられる距離より少し遠めからなるべく低く、できる事ならノーバウンドで届かせられるといいと思います。ボールが浮いてしまう場合は、バウンドさせてもいいです。しかし、あくまでもノーバウンドでの送球が大事になります。それを繰り返すことによってそのポジションでの肩が出来上がってくると思います。

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