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野球肘中学1年生 内野手野球肘・野球肩リハビリのTOWAコンディショニングセンター

2013年01月01日 category : 野球肘の詳しい話 タグ:

昨夏に来院してくれた中学1年生のお子さんがインナーテストのため再来院。その後の経過が判明したので症例報告をします。

野球肘中学1年生 内野手

右肘痛みがある中学1年生投球分析4
投球フォーム・肩甲骨・肩周りの柔軟性チェック・左右差画像あり

肩関節柔らかさ右肩関節柔らかさ左

左右差若干あり

基本情報

静岡県から来院 初診日 平成24年8月16日

156cm 体重43kg
利き腕 右投げ 両打ち
ポジション ショート・セカンド
野球歴 4年 普段の練習 ノック、ランニング、バッティング、素振り

痛みが出てからの経過

8/12(日) 練習に右ひじに違和感を感じた。その後3日間は重い感じがあったが、そのまま練習を続けていた。 8/16(木)朝のキャッチボール(ケンカボール)の時に痛みが発生した。

平成24年8月16日 初診 所見

痛みが発生している場所 上腕骨内側上顆付近 前腕の屈曲筋群が肘関節の腱に付着するところ

筋肉の状態 前腕の屈曲筋群の筋緊張が強い

肘関節の可動域 屈曲・伸展、回内・回外ともに正常 痛みは発生しない

肩関節をセカンドポジションにて最大外旋位で肘に外反の力を加えると痛みが発生

肘の出方チェックをするため 垂直ボール投げ軌道確認チェック 肘が横から出て、肘への外反の力が過度にかかる投げ方になっている

治療

前腕の屈曲筋群の筋緊張が強いため、緩和させるためのマッサージ治療・ストレッチ・磁気温熱治療 外反の力が過度にかかっているため、逆方向の内反の圧力を肘関節に加える 肘が横から出て、肘への外反の力が過度にかかる投げ方になっているため、修正するための垂直ボール投げを指導

自宅でできる、自己ケアストレッチを指導して治療終了。

平成24年8月21日(火)2診目

前回の治療からは、ボールを一切に投げていないので痛みの状態はどう変わったかわからないとの話。 触診での前腕の屈曲筋群の筋緊張は前回より良化している。 前回同じ方針にて治療を施し、前回より多くのメニューを自己ケア・トレーニングを指導する。

肘関節の外反圧力に対して痛みが出ないので、徐々にキャッチボールを再開して行くように伝える。 その際必ず肘の出方を横から振り過ぎない様指導し本日の治療は終了。

垂直ボール投げ

チェックするポイント肘の出方とボールの回転(赤いラインに沿って指をおいて投げているので、綺麗な回転をしていればロスなく力を伝えられている)

平成24年12月27日(木) その後の経過は良好

同年12月にインナー負荷テストのため来院 その後、痛みをもなく順調に回復して元気プレーをしている。 肘の出方チェックをするため 垂直ボール投げ軌道確認チェックしたところ問題なく良好

握力測定 右29kg 左27kg 結帯障害 左右差

インナー負荷テスト インナー負荷テスト   内旋 4.5kg  外旋3.5kg 内旋(アクセル):外旋(ブレーキ)100:78

※左肩   内旋 5.0kg  外旋4.0kg 内旋(アクセル):外旋(ブレーキ)100:80

投球フォーム

右肘痛みがある中学1年生投球分析1

1、バランスポイント 通常は一番高く左膝が高いポジションですが当該選手はほとんど左足が上がらないフォームです。

右肘痛みがある中学1年生投球分析2

2、フットコンタクト (踏み出し幅74cm 身長の47%)

右肘痛みがある中学1年生投球分析3

3、トップポジション

右肘痛みがある中学1年生投球分析4

4、パラレルポジション

右肘痛みがある中学1年生投球分析5

5、MER(Max External Rotation)一番腕がひねられている状態

右肘痛みがある中学1年生投球分析6

6、リリースポイント

右肘痛みがある中学1年生投球分析7

7、ディセレレーション(減速期)肘と手が同じ高さにある時の画像

右肘痛みがある中学1年生投球分析8

8、フォロースルー

動画 横方向からの撮影

投球フォーム分析データ 野球肘既往歴あり 現在は痛みなし

チェックポイント フェーズ 数値(測定日)
身長 156
前腕の長さ 22
体幹傾き 2 94
体幹傾き 3 93
体幹傾き 4 83
体幹傾き 5 75
体幹傾き 6 60
体幹傾き 7 65
体幹傾き 8 60
体幹の前後トータル傾き変化度=フェーズ②最大後方傾き度-フェーズ⑧最大前方傾き度 all 34
体幹と上腕の角度 2 83
3 83
4 104
5 141
6 231
リリースポイント 対体幹上腕角 6 51
左右の肩の高さ ①非投球側肩がやや高い②平行 ③投球側肩がやや高い 2 3
3 1
4 2
ボールと肘の位置関係(高さ)   ①肘とボールの高さが平行位にある②肘の方が高い位置③ボールの方が高い位置 2 3
3 3
4 1
5 1
ボールと肘の位置関係(前後) ①肘とボールが同じ位置(前後) ②ボールが後方 ③肘が後方 2 2
3 3
4 1
5 2
6 3
投球側の肘位置 ①両肩を結んだ線上と同じ高さ ②両肩を結んだ線上より低い ③両肩を結んだ線上より高い 2 2
3 2
4 1
前脚の股関節屈曲角度 3 41
前脚の股関節屈曲角度 6 78
前膝の屈曲角度 3 56
前膝の屈曲角度 6 61
踏み出し距離 2 74
踏み出し値 2 47%
手と肘を真横からみた距離 5 12
肩関節外旋率 5 55%
後ろ足の接地の仕方ホームベース方向に対して垂直か①足の甲が地面に接地・足裏が上向き ②つま先たち状態 ③浮いている 3 2
4 2
5 2
6 3
7 3
8 3
リリース後の後ろ脚の動き①足が膝より上にあがりながら前側に ②足が膝と同じ高さくらいにあがる ③足が地面付近のまま前側に移動 8 2

チェックポイント

フェーズ 評価 チェックポイント
1 × F まっすぐ立っているか
1 × F 重心が踵よりになっていないか
1 F 両肩を結んだ線は平行か
1 E 片足で立っている時、ふらふらしていないか。
2 E 後ろ足の接地の仕方 ホームベース方向に対して垂直かどうか
3 G  グローブを脇にはさんでいるか・非投球腕を畳めているか
3 F  しっかりと胸をはれているか
3 F  C曲線ができているか(ボール、右肩、右股関節、右膝、右足を結んだ線)
4 E  前足はホームベース方向に向いているか
4 × F  右投げの場合)上腕(右腕)と大腿(左大腿)のラインが平行である
4 F トップ時と前腕平行位の前脚の膝の屈曲角度は変わらない
6 F 腰がひけていないか
7 A  腕の内旋がされているか
all B  肘の外反具合
all F  体の開き具合・胸の向き 早すぎないか
all × E  後足でしっかり蹴れているか
all E  前膝はブレテいないか

 

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