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内側野球肘 中学2年生野球肘・野球肩リハビリのTOWAコンディショニングセンター

2013年01月02日 category : 野球肘の詳しい話, 野球肘体験談 タグ: ,

内側野球肘 中学2年生 R.A No1382

他の投球動画は下記ページよりご覧ください

基本情報

初診 平成24年9月20日 14歳  身長 164cm 体重76kg

利き腕 右投げ 右打ち

ポジション 投手、一塁、三塁 投球フォーム オーバースロー、スリークォーター

野球歴 8年間 普段の練習量 約1時間 トレーニング内容 バッティングセンター、ランニング、投球練習80球

既往歴なし

痛む場所 右肘関節内側部

病歴

平成24年9月15日(土)の練習中に右肘関節の内側に痛みが発生 その日は痛みがあったがそのまま痛みを我慢して練習を続行 練習後、痛みが増してくる

9月16日(日)完全にノースローで肘を休める 9月17日(月)9月18日(火)軽く家で投げみるものの痛みあり

9月20日(木)当院に来院

関節可動域チェック

肘関節 屈曲・伸展、回内・回外ともに可動域は正常だが最大屈曲時に痛みあり 外反の力加えると痛みあり

重症度ポイント(問診ポイント)

65ポイント (1~100:数字が大きいほど重症度が高い)

問診チェック

投球(送球)時のどのタイミングで一番痛むか?   テイクバク時に一番痛む  フォロースルー時に一番痛む

どのような痛みか?   ズキンと痛む

投球(送球)後の痛みが、どのくらい続くか?    投球した日はずっと痛い。翌日以降も痛みが続く

自分で動かすと痛む動作があるか?(自動運動)   痛む動作がある

バッティング時に痛むか?   バッティング時、まれに痛む時がある

練習中・試合中のいつから痛むか   練習中・試合中は痛くないが、終わった後特に痛む

痛みの程度 どのくらいの強さで痛むか?   痛みで全くキャッチボールができない

投球(送球)以外で痛むか?   投球時のみ痛む。投げない時は痛くはない。

今の痛みは、いつから痛いか?   1週間以内に痛めた

推定障害段階

レベル①筋肉の問題 及びレベル②腱の問題

推定される診断名

上腕骨内側上顆炎

原因

腱や靭帯、軟骨はまだ成長段階で外力に弱い年代である。特に関節が通常動く範囲を超えての外力は負担が大きい。 問診での情報では、痛める前1週間の間に投球過多な状態にあったわけではない模様であるため。 投球フォームに原因があると考えられる。投球フォーム分析を実施。

1診目 9月20日(木) 投球フォームチェック

中学2年RA11

①バランスポイント
踏み出し値45% もっと大きく踏み出すこと 。対策としては床にラインを引いてここまで足を持ってくるようにする ヒップファーストの意識を強く持つこと。

中学2年RA12

②フットコンタクト

中学2年RA13

③トップポジション

中学2年RA14

④パラレルポジション

中学2年RA15

⑤MER(Max External Rotation)
肩関節外旋がなさすぎる 肩のしなりが使えてない。しっかりと胸をはって投げること。肩が一番外旋の時、肘が伸びすぎている 投球全体で肘の屈曲が使えていない。

中学2年RA16

⑥リリースポイント
前膝がリリースポイント時において、突っ張り過ぎている。この姿勢だとボールに体重移動のエネルギーが伝わらない。前膝を柔軟に曲げてしっかり前脚に体重を乗せること。

中学2年RA17

⑦ディセレレーション

中学2年RA18

⑧フォロースルー

第1回投球フォーム正面からの動画

経過

 2診目 9月27日(木)

前回の治療後、だいぶ自覚していた痛みは減ったとのこと。関節可動域チェックでは前回の肘関節最大屈曲時に痛みがあったが今回はほとんど痛みを感じない。また外反に対してのルーズ感や痛みもなし。かなり良化している。ここで痛みが取れて復帰しても、投球フォームをしっかり改善しなければまた再発の恐れが高いことを説明。

第2回投球フォーム分析

中学2年RA21

①バランスポイント

中学2年RA22

②フットコンタクト
第1回目と比べて大きく踏み出せています。踏み出し幅107cm(身長の65%)

中学2年RA23

③トップポジション

中学2年RA24  中学2年RA14第1回目

右写真の第1回目と比べてしっかりと胸を張れています。

④パラレルポジション

中学2年RA25

⑤MER(Max External Rotation)

中学2年RA26

⑥リリースポイント

中学2年RA27

⑦ディセレレーション

中学2年RA28

⑧フォロースルー

投球動画側面からの撮影
正面からの投球フォーム撮影

前回より、肘の不安が消えてきたんでしっかりと踏み込んで、前足に体重がのって腕が振れるようになってきた。引き続き肘の出し方、右ひじ周りの自己メンテナンス、ストレッチ、肘の外反からの圧力耐性を高めるトレーニングを指導して本日の治療は終了。

3診目 10月1日(月)

前回の治療4日後にて、状態としては良好な状態でしっかりとトレーニングできいる模様。本人談では、軽いキャッチボールではほとんど痛みを感じないが、まだ自分自身の中で又痛みが出るのではという不安がある。しっかりとリハビリの鉄則を守り、徐々に投球の距離、トレーニングの強度を上げていくように説明し、塁間のキャッチボールを徐々距離を伸ばしててに入れていくよう指導。

第3回投球フォーム分析

中学2年RA31

①バランスポイント

中学2年RA32

②フットコンタクト

中学2年RA33

③トップポジション

中学2年RA34

④パラレルポジション

中学2年RA35

⑤MER(Max External Rotation)

中学2年RA36

⑥リリースポイント

中学2年RA37

⑦ディセレレーション

中学2年RA38

⑧フォロースルー
フォロースル―後に後ろ足が前方向に流れてきていない。=下半身の体重がのせきれていない。

下半身をもっと使って、体重がのるようになげること、腕だけの力でなげることなく負担がかからない良い投球ができる。体幹に対して腕の動きだすタイミングが遅い=体が前に突っ込みすぎている。(動画でのチェック必要)

側面から撮影の投球フォーム動画

正面からの撮影の投球フォーム動画

4診目 10月9日(火)

塁間距離で痛みなく8割程度の力で投げれるようになったとの話をきき、肘の出方を最終チェックする。クッションボールに垂直投げでボールの軌道、肘の出方を確認。何回に1回は横降りが強いときがあるので修正を行う。肩肘の全体治療後に肘周りの柔軟性アップトレーニングを行い治療終了。状態は治癒とみてよいとの判断から、また痛みがでたらすぐに来院いただくように親御さんにお話して終了。

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