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2013年01月10日 category : 野球肩の詳しい話 タグ: ,

野球肩 No1387

No1387両肩

基本情報

初診 平成 24年 10月 22日  28歳  身長 174cm  体重 60kg

利き腕 右投げ 両打ち

ポジション 投手  投球フォーム 以前はスリークォーター、今は再度スロー気味

野球歴 小学3年生から専門学校 現在は草野球 普段の練習量 週1回

トレーニング内容 していない 既往歴 なし

痛む場所 肩の前側だが前も痛い

病歴

平成24年10月22日(土)当院に来院
5年くらい前から(草野球を始めた)肩が痛くて投げられず、1年前くらいにサイドスロー気味にして7割程度の力で投げられるようになった。ただ毎週投げられるわけではなく肩のコンディション次第。投げた後は3・4日かなり張りがある。

関節可動域チェック

肩関節可動範囲は正常 外旋時に肩関節後ろ側に痛みあり
肩甲骨の可動性大幅に低下 左右差あり
No1387右肩No1387左肩

インナー負荷テスト

内旋:6.0kg  外旋4.0kg 内旋を100とした時、外旋割合67

重症度ポイント(問診ポイント)

70ポイント (1~100:数字が大きいほど重症度が高い)

問診チェック

投球(送球)時のどのタイミングで一番痛むか?
テイクバク時に一番痛む
テイクバックからリリース時にかけて痛む

どのような痛みか?とにかく痛む

投球(送球)後の痛みが、どのくらい続くか? (10)投球した日はずっと痛い。翌日以降も痛みが続く 10

自分で動かすと痛む動作があるか?(自動運動)(20)
痛む動作がある 10

バッティング時に痛むか? (5)バッティング時にも痛む 5

練習中・試合中のいつから痛むか投げている途中から徐々に痛くなってくる

痛みの程度 どのくらいの強さで痛むか?(40)
マウンドからホーム(18m:投手板からホームまで)でのキャッチボール、山なりでは痛くないがライナー気味で投げると痛む 25

投球(送球)以外で痛むか?
安静時も痛む事がある。

今の痛みは、いつから痛いか?(20)
1年以上前から痛めている 20

他の医療機関(病院)にかかっている
かかっていた。

その際診断名はつきましたか?
つかなかった。

推定障害段階

レベル①筋肉の問題
レベル②腱の問題

推定される診断名

腱板炎・腱板損傷(棘下筋腱損傷)

原因・治療リハビリ

インナーマッスルのアンバランスが一番の痛めた原因と考えられる。インナー負荷テストでは、非常に内旋筋が強いにもかかわらず、それに対して外旋筋が弱い状態である。この状態で投げると、投球時の加速期には強い力が発揮されるがその分、ブレーキの役割を果たす外旋筋に大きな負担がかかり、腱板(特に棘下筋腱の損傷)に微小な損傷が起こり、炎症を起こしたと思われます。またそれが慢性化している状態にあります。上写真からも分かるように、肩関節及び肩甲骨の可動性は大幅に低下しています。特に左腕と比べると、右側の可動性低下はかなりの問題があります。通常、投手など長年肩を酷使すると、可動性が低下します。時間をかけて入念にストレッチを行う必要があります。肩周りの筋肉全体の張りが強いので、初診時はとにかく筋肉の緊張・疲労をとるようにマッサージ・鍼灸治療を行う。

経過

2診目 10月29日

週末に野球をする前は肩の可動域が広がって良かったが、投げると徐々に痛みが出てきて翌日はかなり張りが強かった。まだブレーキの役割を果たす筋肉が弱いため、投球は控えるよう伝える。その間に、棘下筋の治療を行い良化してきたところで強化トレーニングを図るようにする。

3診目 11月5日

週末に野球をする前は肩の可動域が広がって良かったが、投げると徐々に痛みが出てきて翌日はかなり張りが強かった。まだブレーキの役割を果たす筋肉が弱いため、投球は控えるよう伝える。その間に、棘下筋の治療を行い良化してきたところで強化トレーニングを図るようにする。

4診目 11月13日

No1387右肩2No1387左肩2
前回同様に治療・リハビリ

5診目 11月19日

前日に試合があり投球50球行う。状態は以前と比べてかなり良くなっているとの自覚があるとの事。
インナー負荷テスト 内旋:6.5kg  外旋4.0kg 内旋を100とした時、外旋割合61
上記結果から、外旋筋は変わらず、内旋筋がアップしている。相対的に外旋筋が低下している状態で、もっと外旋筋の強化が必要。ただ、前日に試合があり50球程度投球を行った状態でのテスト結果だという事を考量する余地がある。前回同様に治療・リハビリを行う。

6診目 11月26日

インナー負荷テスト 内旋:7.5kg  外旋4.0kg 内旋を100とした時、外旋割合53。前回よりさらに内旋筋がアップしている状態である。他の選手と比べても内旋筋はかなり強い方である。これは、より速い球がなげる筋力がある。早い球を投げる際には腕を早く振るので、投球時によりブレーキ筋に負担がかかる。今回は特にブレーキ筋強化リハビリに重点を置いてリハビリを、肩甲骨、脊柱の柔軟性良化を目的に背部の治療を重点的に行う。

7診目 12月11日

インナー負荷テスト 内旋:7.0kg  外旋4.5kg 内旋を100とした時、外旋割合64
インナーテスト、ブレーキ筋強化リハビリが功を奏して、外旋筋アップする。それによりインナーバランス64となり良い状態に近づいている。本人が自宅で指導したメニューをしっかりこなしている模様。今後もさらにブレーキ筋強化リハビリの負荷をアップし、メニューを伝える。これから、冬季期間になり試合がない日が続くので、治療とリハビリに専念する事ができる。今後も継続治療・リハビリ。

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