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37歳野球肩 ブレーキ力が低下しているため・・・野球肘・野球肩リハビリのTOWAコンディショニングセンター

2013年09月24日 category : 野球肩の詳しい話, 野球肩体験談 タグ:

37歳野球肩 投球に必要なアクセルとブレーキに関して、極端にブレーキの方が弱いため肩関節に痛みが発生している症例。また元々の体質的な問題もありますが肩関節可動域が狭まっていため投球動作がとても窮屈な投げ方になっています。

基本情報

初診 平成25年 3月 4日   37歳  身長 166cm  体重 62kg

利き腕  右投げ 右打ち

ポジション ピッチャー・セカンド   投球フォーム オーバースロー

野球歴 11歳~15歳 28歳~現在も草野球でプレー  普段の練習量 週に1~2回各2時間程度  トレーニング内容 筋力トレーニング

既往歴 11歳から15歳の間ずうっと肩が痛かく、中学生で一旦野球から離れて、社会人の28歳から会社の草野球チームでプレーするようになった。

痛む場所 主に肩の後ろ側が痛む(棘下部) 最近1年くらいは肘も痛くなる

病歴

中学生の時に野球をしていたが、当初から肩痛がありそれが一向に良くならなかったため中学生で野球を続けるのを断念した。
社会人28歳のときに草野球チームに所属し野球を再開する。最初は痛みなくプレーできていたが、31歳頃から肩痛が出てきた。ここ最近は肘も痛くなる。
毎週1回か2回は試合があり、今現在は野手として(主にセカンド)プレーしている。病院のレントゲン検査などでは特に異常はなく、関節部に痛み止めの注射を打ってもらっていた。

関節可動域チェック

結帯障害 あり 肩甲骨の動き 左右差あり
上記写真にて右肩に関して肩甲骨があがってしまう。肩甲骨の可動性があきらかに低下している。

肩関節 可動域全体的に低下
SLAPテスト(関節軟骨の障害の有無をテスト) 痛みなし

HERテスト(肩関節可動域外旋テスト) 肩後面に疼痛あり

HIRテスト(肩関節可動域内旋テスト) 痛みなし

CAT (肩関節可動域複合外転テスト)肩後面に疼痛あり

HFT (肩関節可動域複合内転テスト)肩にひっかかりを感じる

※詳しい肩関節の徒手検査情報はこちら(治療者向け情報)

動かした中で痛みが出る動作:水平内転動作

インナー負荷テスト

右肩 内旋6.0kg 外旋 3.5kg いずれも肩関節後面に痛みが出現

重症度ポイント(問診ポイント)

70ポイント (1~100:数字が大きいほど重症度が高い)

問診チェック

投球(送球)時のどのタイミングで一番痛むか?

テイクバックからリリース時にかけて痛む

どのような痛みか?

ズキンと痛む

投球(送球)後の痛みが、どのくらい続くか? (10)

投球した日はずっと痛い。翌日以降も痛みが続く 10

自分で動かすと痛む動作があるか?(自動運動)(20)

痛む動作がある 10

バッティング時に痛むか? (5)

バッティング時は痛くない 0

練習中・試合中のいつから痛むか?

最初から常に痛む

痛みの程度 どのくらいの強さで痛むか?(40)

マウンドからホーム(18m:投手板からホームまで)でのキャッチボール、山なりでは痛くないがライナー気味で投げると痛む 25
塁間(27m:ホームから一塁まで)でのキャッチボール、山なりでは痛くないがライナー気味で投げると痛む 18
『投げる球数・強さにの程度に比例する』

投球(送球)以外で痛むか?

投球時のみ痛む。投げない時は痛くはない。

今の痛みは、いつから痛いか?(20)

1年以上前から痛めている 20

推定障害段階

レベル①筋肉の問題

推定される診断名

棘下筋炎  肩甲下筋炎 インピンジメント症候群

原因と対策

インナーマッスルの外旋が弱い状態です。外3 内8 、外旋比58% (内旋を100) で、投球時のブレーキの役割を果たす外旋がかなり弱く肩を痛める原因になっています。外旋を鍛えるトレーニングを多めに取り入れましょう。治療としてはインナーマッスルの棘下筋腱炎、肩甲下筋炎が痛んでいますので、この部位をターゲットにマッサージ、鍼治療(パルス)、磁気温熱治療を施して治療を行っていきます。また、これまでアウターマッスルを鍛える筋力トレーニングをメインにやってこられて、ほとんんどインナーマッスルのトレーニングをやっていなかったようで、アウターに比べてインナーマッスルが弱いです。インナーのトレーニングを特に外旋筋を鍛えるトレーニングを指導しました。肘関しては肩の影響から来るものと推測されたので今回はマッサージメインで筋肉をほぐすのを主に行う。

1診目 3月4日 投球フォームチェック

①バランスポイント

②フットコンタクト

③トップポジション

④パラレルポジション

⑤MER(Max External Rotation)

⑥リリースポイント

⑦ディセレレーション

⑧フォロースルー

経過

2診目 3月12日

可動域は前回と比べて改善あり。週末野球をやる機会がありキャッチボールをしてみたが軽く投げるのは問題ないが強めに投げると痛む。

 

3診目

テイクバックの際のボールの持つ向きを変えたら痛みが大幅に変化しました。テイクバックの際に手首を最大限回外させて腕を引くと肩の捻りがスムーズに行えるからです。投球フォーム比較を1診察目に撮影した写真と比べると、腕の振りが劇的に改善されています。

4診察目以降

痛みは完全には消えないものの、かなり軽減されてきておりある程度投げれるようになりました。練習や試合後はかなり張りが強く、鍼治療でしっかりと張りをとると翌日以降は良化。

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